SCCM クライアントのインストール

前回SCCMの導入までを行ったのでConfiguration Managerクライアントを展開する。
方法は何通りかあるけれど、今回はソフトウェアの更新ポイント(WSUS)を利用して導入を行う。
他の方法についてはリンク先参照。
Overview of Configuration Manager Client Deployment | Microsoft Docs

まず前提としてADのGPOでWSUSを更新先として設定しておくこと。
SCCMのインストールメディアの中、TOOLS\CONFIGMGRADMTEMPLATESにテンプレートとしてCONFIGMGR2007INSTALLATION.ADMが入っているので管理用テンプレートからインポートします。
[Configure Configuration Manager 2007 Client Deployment Settings]を有功にしてCCMSetup.exeに対して与えるコマンドラインオプションを設定します。

/mp:sccmhost SMSSITECODE=S01 FSP=sccmhost

こんな感じ。
サイトはインストールメディアに一緒に入っているGPOのテンプレートから設定してもOKかもしれない。
オプションに関する詳細はこちら。
About Configuration Manager Client Installation Properties | Microsoft Docs

このGPOを設定しておかないと各クライアントがConfiguration Managerクライアントをインストールしようとした時にエラーを出してインストールに失敗する。
イベントログに出力されるエラーの内容:

インストールの失敗: エラー 0x80070643 で次の更新のインストールに失敗しました: Configuration Manager Client Installation。

詳細な情報は、http://go.microsoft.com/fwlink/events.asp の [ヘルプとサポート センター] を参照してください。

  • ソフトウェアの更新ポイント

SCCM導入直後だと「ソフトウェアの更新ポイント」として定義されているサーバーが無いのでConfiguration Manager Consoleの[サイトシステム]からSCCMを導入したサーバーに役割を追加する。

#これをやっていないと次に行う手順を行ってもクライアントが展開されない。
#特にエラーも出さないのでなかなか気付きませんでした...


[ソフトウェアの更新ポイントのクライアントインストール]から更新ポイントからのインストールを有功にすることで各々のクライアントごとにスケジュールされた更新のタイミングで Configuration Managerクライアントをインストールします。
#てっきりWindows Updateの一覧に出てくるのかと思ったらいつの間にか勝手に導入されていた。




クライアントの導入でこんなにハマるポイントがあるとは思いませんでした。
もう少し簡単だと良いのだけれど。