Zabbix Agentを各監視対象に導入。
configの雛形はAgentのパッケージには入っていないのでソースパッケージから持ってくる。
適当なディレクトリに解凍してコマンドプロンプトから
C:\App\zabbix>zabbix_agentd.exe -i -c zabbix_agentd.win.conf
zabbix_agentd.exe [6028]: Service "Zabbix Agent" installed successfully.
zabbix_agentd.exe [6028]: Event source "Zabbix Agent" installed successfully.
大概のディストリビューションにはパッケージがあるのでyumなりaptなりを使う。
CentOSに関してはここ
もちろんportsから。
b134では残念ながらパッケージが今のところ無い。
それ以降はよく知らない。
ということでソースから入れましょう。
gccが必要なのでgccをインストール。
# pkg install gcc-3
パッケージはあるけれど、まだgcc3なのね。
ソースを解凍して、
# ./configure --enable-agent
# make
# make install
これで/usr/local以下にインストールされる。
元々/usr/localなんてディレクトリは無かったのでアンインストールするときはさっくり消せば良さそう。
次にsmfで管理したいのでxmlを作る。
zabbix_agentd.xml
Zabbix Agent
あとはインポートして必要なユーザーとグループを作ってやればOK。
# svccfg import zabbix_agentd.xml
# groupadd zabbix
# useradd -g zabbix zabbix
# svcadm enable zabbix-agent
Zabbix Appliance
自宅環境にzabbixのApplianceを導入した。
ダウンロード先は下記。バージョンは1.8.2。
ダウンロード
VMware ESXi環境なのでVMware版をvCenter Converterで変換。
Appliance版の初期導入はここを参考にする。
普段はCentOSかFreeBSD、OpenSolarisあたりを触っているのでSuSEはなかなか勝手がわからなかったがYaST2が便利でなかなかよろしい。
基本的な設定はほとんどYaST2でできるのね。
まずはYaST2から環境に合わせていろいろ修正。
- タイムゾーン/keymap
- IPアドレス/サブネット/デフォルトゲートウェイ
- ホスト名/ドメイン/DNS
ネットワーク回りの設定が終わったらWebインターフェースに接続。
監視対象のホストごとで個別に監視アイテムを作っても良いけれど、テンプレートに監視アイテムやイベントトリガーを作成してホストに適用、というのがZabbixのやり方なのかな?
次に、そのまま使うにはいくつか問題があるのでそれらを修正する。
Webインターフェースの言語を日本語にしてもphp.iniでタイムゾーンが指定されているのでWebインターフェースでの時刻表示が日本時間にならない。下記のように修正。
date.timezone = Asia/Tokyo
デフォルトだと必要なライブラリが入っておらずエクスポートができない。
php5-domが無いせいなのでYaST2からphp5-domをインストール。
# yast2 -i php5-dom
また、そのままだとグラフで日本語が文字化けする。
好きな日本語フォントをインストールしてphpにべた書きされているフォント設定を変更する。
今回はmplus-fontsを使った。
# yast2 -i mplus-fonts
# ln -s /usr/share/fonts/truetype/mplus-1m-regular.ttf /usr/share/zabbix/fonts/mplus-1m-regular.ttf
/usr/share/zabbix/include/defines.inc.php
define('ZBX_GRAPH_FONT_NAME', 'mplus-1m-regular');
あとはホストを必要なだけ登録して、標準のテンプレートを適用するだけでだいたいの監視ができる。